いちいちきちんと受け取る側にいて



駒沢から東名に乗る、なんて
なんてことないことを夢に足してもいいじゃないですか
過去にとうに叶えているというのに

愛しさはやがて切なくな〜る〜のだという

﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏

年明けからずっとフタをされていた言葉たちが
今日まで煮込まれ続けているのはいつものこと
(なんか、去年もおんなじようなことになってなかったっけ)

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◆1月

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年明け1冊目は実家にあった『海と毒薬』にしました、帰省時に新幹線車内のあの細い電子バーに遠藤周作の文字を見たから

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年明け1曲目(口ずさんでしまった)はNeil Sedakaの『Bad Blood』になりました、なぜ

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「涼しい(冷たい・寒い)」のより「暖かい(温い・暑い)」ほうがしあわせなんじゃないの、
とずいぶんと信じていたのですけど
人に冷たくされて傷つくのは自分が強くなればよい(自分の力)、ということで改善しうるけど
粘着質で暑苦しい間違った愛、みたいなのはどうがんばっても逃げられない(他人の力)ので
実のところ逆なのかなー、と思うなど

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好きな人って自分にとって気持ちの良い人ってことでしょう、
挨拶が素敵だなとか顔がかっこいいなとか全部全部
だから恋は自分を満たすものだと
年下の、自分だけが気持ちよくなるセックスと
玄人の相手をイかせることに悦びを~みたいなのの違いかな(? 違うとおもう)

それが純粋に相手のためを想うにならないと愛ではないのか
だとしたらわたしは夫のことは好きだがもうそこへの愛はなくなって子供に移行しているなと思うなど

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「否定されなくなった」だけでは居心地はよくならない、なぜならそれは当たり前のことなので
「わざわざ肯定される(褒められる)、応援される」ということが大事なんだよ

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◆2月

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自分の中の統計、その道の第一線で活躍しているような人は
どんなひどい映画も必ず褒めるんだ…

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下位互換から抜け出せない

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ValentineのPOP UP、
「マヌさんに会えると思ってたのに残念です」といった類の言葉をぱらぱらいただいたのですが、
お買い物してくださったあるお客様に
「今回、いちばん店頭を見たかったのはマヌさんだろうなあ~、と思いながら帰ってました」
といわれて、その瞬間にものすごく救われた、
そうか、そうだよ、
わたしがいちばん行きたかったんだよ

と同時に、『水曜どうでしょう』の最終回のち大泉洋さんの書いた日記を思い出していた
なんでかはなんとなくわかるでしょう、わかるかなあ




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◆3月

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誰かの人生に1度でも自分を選んでもらった瞬間があるなんてすごすぎる
そして大体、それに見合う自分じゃなくてごめんねとこちらから逃げ出す

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歪むと曲がるは似てるようで違う
温かさを売りにせず当たり前として掲げずに

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誰しも、なんのために仕事をしているか、という問いに
自分が生きてきた証を世に残したい、みたいなのは大いにあるとおもうんですけど
(自分の企画した特集の雑誌が出るとか、自分の組んだ建物が立つとか)
わたしは自分自身は認識?反映されなくていいといいますか
30年40年前のぬいぐるみがいまB.A.B.Yで綺麗に復活し
また次の30年40年が続いていけばいいな、
元の持ち主を離れても次の誰かにまた景色を見せられるのならそこに私がいなくても全然よい(むしろノイズかもしれない)
ただ続いていくことが静かにでも確かに必要とされているという誇りへと繋がる

気がする

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📚

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賞なども受賞されてるずっと気になっていた女性作家さんの最新作を読んだら
主人公の、自分のよいものは他人にもよいと信じてやまなさ、おこがましさみたいなものが鼻につきすぎてイライラ発狂しそう!となって
(別の女性作家さんの作品でもそうだった、女性視点から書く男性と男子のあいだの特有のにおい、みたいなのがあるのかな)
それを拒む相手の理由が複雑に絡み合ってるのかと思ったら本当に純粋に興味がないんだとわかってからは楽しめた、
けど最後が最初とまったくおんなじ文でしめくくられたことで再度白けてしまった、
ここまできたならもう完膚なきまでにフィクションの美談な結末でもよかったのでは

この、なんでもない話なのに読ませてしまう、イライラするなら読まなきゃいいねなのに睡眠時間と引き換えてまでそうするのは
本は必ず終わりがある、見えているから
いま開いてる箇所から閉じるまでの3センチの厚みでどういう展開をしていくんだろうというのを見届けたい、答え合わせをしたい気持ちが憤りに勝つのだ

同作家さんの、本命で気になってた作品も借りたけど
こちらは漫画化されたものをある程度読んでいたので1ページ目からうん、もういいかもと閉じてしまった

わたし、好きな小説家は?と聞かれたら
「朝井リョウ、川上未映子、よしもとばなな」と答えるんだけど
なぜなのかを掘り下げたら
「言葉でしか伝わらない表現ばかりでおもしろいから」なのかもと

文字でなければ意味がない描写が多いからだ、
映画化されようが漫画化されようが本でなければならないような



夫が、本屋さんに行ってくる といった帰りに買ってきてくれて
それだけでずいぶん取り戻しちゃう自分
だれだっけ、数年前に、流行りの人が
「同居している恋人が、自分の日用品を「なくなりそうだったから」と買ってきてくれたときに結婚しようとおもった」
とゆっていたことがずっと印象に残っていて、
それとは違うんだけどさ、どちらかというと日常じゃないんだけどさ、
ただうれしかった

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図書館に蛍の光が流れている時間にかけこんだのでとにかく目についたもの!と勢いで借りた2冊、
有名漫画家さんのエッセイは完全に
「自分の身の上をそれなりにわかっている人じゃないと楽しめない話」が多くてちょっとすり減った、
村上春樹さんの『村上さんのところ』はいわゆる"ハルキスト"が多すぎて最初は
うう これも閉鎖的な空間なのか…としりごみしたけどそこはさすが小説家だった、最後は夢中



ビジネス書ってなんであんなに読みにくいんだろとつね思ってたらフイに答えをいただいた、ははあ

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わたしは文字はすきだけど好きじゃなくて
日記も、つけないと気持ち悪いとまではならないけど
定期的に、起こったことだけではなくそれによって沸いた気持ちをまとめて
可視化しないと息苦しいなとは感じる、ガス抜きという表現がしっくりきている
歳の30か40を超えると文字にしなかった感情はなかったことになるらしい、

書くとぜんぶわかる、とても恐ろしい行為だ、とここ最近はかなり思っていて
書くことによって書かなかったことが浮き彫りになる、と先日書いたクリーニング記事で確信した、
「書くということは、書かなかった行為や気持ちを認める行為」だと

例えば、自分がハンドメイド作家だとして
まったくはじめましての方から何かイベント出店のお誘いメールをいただいたとき、
冒頭が「お世話になっております」なら「この人は社交辞令を言うのだな」と思うだろうし
(わざわざ思わなくても、あまり意識はほぐれないのではないでしょうか)
「ぜひ参加していただきたいです!」というだけの、
こちらの名前や具体的に出してもらいたいアイテムなどもないだけの誘いでは
みんなにおんなじ文面送ってるんだろうなー、似たような雰囲気なら別に誰でもいいんだなー、
とかわかっちゃうじゃないですか、

ここ最近出てきた「本当はマウントを取っている台詞」とかも典型的な「書くことでわかる」だとおもう、
どの言葉でどの視点から切り取るか、によって
その人が本当は何を思っているのか、はずいぶん見える


このあたり、ソース元は『ちいさい言語学者の冒険』という本だったかなと思ったら違った…
(話は変わるけど、英語学習は音を拍で把握する(&アクセントを正しく知る)のがいちばん効果的といったことは
これと前にも別の本でゆってたなあ、受験生の方とかぜひ試してほしい…理解が深まるとおもう)

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好きな絵を描く人が薦めていらした
『「色のふしぎ」と不思議な社会 - 2020年代の「色覚」言論』という本が
単純な色にまつわるお話あれこれかと思いきや、主に色盲についてのお話で
とても知識の海が広がるかんじがあったのでみなさんもぜひ…という気持ちです…2章がだいぶ重いんですけど(ꙭ̱৭)

論文っぽいのは同じ意見をどの章でも繰り返し言いがちでその点はつい身震いするのですけど、
とにかく「エビデンス(科学的・客観的な証拠)に基づく」ことがいかに重要かがよくわかりました

"まずは、色というものの性質を知り、「正常」だろうが「異常」だろうが、たがいに常に間違いあっていることや、そもそも、誰が正しく、誰が正しくない、というものではないことは、基本中の基本だろう。これを知るだけでも、「色間違い」という言葉自体が、概念としておかしいものだと気づく。「健全な錯視」である色覚には、コンセンサスはあっても、「間違い」はない。だからそれは「間違い」ではなく、「少数派」であるだけだ。
そして、そのような多様な色覚が現在のような形で存在するのは、進化の中で培われてきたものであること。普通の検査では分からないが、「ドンピシャの正常」(と想定されるもの)からずれている人はとても多いこと。そのように様々な見え方がする人たちがいること自体、ヒトが持つ力強さの一部なのだということ。そんなふうに理解の枠組みを組み替える必要がある。"


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そして、本筋じゃないところでゆってたこれがそれすぎてびっくりしました



私の絵、あからさまに彩度が落ちたなーって思ってたんですけど、
この2枚(上は2014-2015年、下は2021-2022年)を比較しても一目瞭然なんだけど、
「彩度が高すぎて目が痛い、いやだ、自分の思っている希望の色が全然作れない」と思って当時絵をやめたところもあって
今はそれなりに許せる?好ましい色になってきたかも、と思っていたらもっと意識していない部分でも理由があったのかと
「おばあちゃんはなぜみんなあずき色のカーディガンを着ているのか」の答えもこれなのではないのかと


iPad購入してから月1くらいでだけど絵を再開しています、
もっと描きたいけど、いまのところ自由時間の選択は仕事か本を読みたいに潰されがち、優先順位さみしい

「無責任な言葉だけれども、マヌさん自身が苦しくなければ、これからもいろんなものが見たいなあと思います。」
の言葉を胸にしばらく進む
進んでゆくんだよーさっちゃん、
ありがとう

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🔍

iPhoneを新しくしました
7から13miniになったのですけどおよそ2倍もジャンプしたのすごい、マリオのキノコ

データの移行の際、こまこま整頓していたのですけど
私はsafariのタブを閉じないクセがあって
ラジオや本でちょこっと出てきて・調べて・そのまんまのものが108個もあってびっくりしました、
それらを消化しておこうとおもう
やっぱり「書かなかったことはなかったことになる」わけですよ!

さらにこれもつまり、書くことによって
「それを知らなかった」、つまりは「自分は馬鹿です」ということを開示するわけなんだけどさ
「書くとぜんぶわかる」でしょう、ほんとにね…

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◆作品

・ラヴィ・ド・ボエーム(映画)1992年 ドラマロマンス
・アフガンハウンドの眼差し(小説)1988年 勝目梓
・スプートニクの恋人(小説)1999年 村上春樹
・三十の反撃(本)2021年 ソンウォンピョン
・愛という名の支配(本) 田嶋陽子
・誰もいない海(歌) トワ・エ・モア
・お盆の弟(映画)2015年 ドラマ
・君の瞳はダイヤモンド(歌)松田聖子
・運動靴と赤い金魚(映画)1997年 子供向けドラマ
・マイ・ネーム・イズ・ジョー(映画)1998年
・アムス→シベリア(映画)1988年
・ドラドラ子猫とチャカチャカ娘(アニメ)1970年
・ブルックリン横丁(映画)1945年 エリア・カザン
・こころの処方箋(本)河合隼雄

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◆人

・藤谷治(小説家)
・西加奈子(小説家)
・磯田光一(文芸評論家)
・山内マリコ(小説家)
・小左誠一郎(アーティスト)ZINEがすてき

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◆草花の名前

・フィカス スウィートハート
・ピレア カディエレイ
・シンフォリカルポス
・サンシュユ("ゆ"で終わる言葉)

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◆かわいいおいしい

・種嘉商店の種実もなか
・マルミツウェブストアは陶器がかわいい(https://www.marumitsu.jp/webstore/
・音楽も聴けるレコードのお皿かわいい(https://peopleap2.tokyo
・Lund Londonの水筒かわいい

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◆意味

・マントラ(मन्त्र Mantra) - サンスクリットで、本来的には「文字」「言葉」を意味する。
・回り持ち - めぐりめぐって自分のものになる。
・刀子匠(タオツチャン) - ちんちん切る人
・いわでものこと - 言わなくてよいこと、むしろ言わない方がよいこと、余計な一言、を意味する表現。
・腐す(くさす) - 悪意を持って悪く表する
・ルサンチマン - 恨み。弱者が強者に対して憤り、怨恨、憎悪、非難の感情を持つこと。何回きいても覚えられない
・蹂躙(じゅうりん) - ふみにじること。暴力的に侵すこと。
・くんずほぐれつ - 取っ組みあったり離れたりして激しく争うさま。
・左前になる - 経済状態が悪くなる、落ち目になる、物事が順調にいかなくなる
・鷹揚(おうよう)な - 何事も恐れずに悠然としていること。心に余裕があり、小さなことにこだわらないこと。
・手前勝手 = 自分勝手
・ナラティブ - 「物語」「話術」「語り」といった意味を持つ言葉で、臨床心理や医療、教育やビジネスなど幅広い分野で使用されています。
・ミカサスカサ - スペイン語でMI CASA SU CASA と書きます。 MI=私 CASA=家 SU=あなた、「あなたのお家のようにお過ごしください」と言う意味。
・レキシントン・コンコードの戦い - 1775年アメリカ独立戦争の開始点となった戦闘。
・手管(てくだ) - 人を騙す手段、特に遊女などが客をたらしこむ手際。
・モルック - フィンランドの投擲(とうてき)競技
・化城宝処の譬え(けじょうほうしょのたとえ) - 何度読んでもしっくりこない
・ブータンの国王の名前 - Jigme khesar namgyel wangchuck ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク
・他者からの期待を受けることで学習や作業などの成果を出すことができる効果のこと - ピグマリオン効果
・僥倖(ぎょうこう) - 偶然に得るしあわせ。カイジによく出てくる
・想像するだに = 想像することさえ
・傅かれる(かしずかれる) - 部下などが自分のために一生懸命働いてくれること。
・「むすっ」の語源 - ?
・殊勝(しゅしょう) - ひじょうに立派なこと。 格別。 景色などがすばらしいこと。 また、そのさま。
・膠(にべ)もない - そっけない、愛想がない。この場合の「膠」は、ニベ科の魚の鰾(うきぶくろ)を原料にして作られた膠(にかわ)のことで、粘り気の比喩。
・暗澹(あんたん) - 見通しが立たず、希望が持てないさま。
・サリーとアン課題 - 誤信念、他者理解の心理検査
・ライマンの法則 - 「すでに濁音を含む語では連濁が起こらない」という一般化

「のべつ幕なし」と「十把一絡げ」と「物見遊山」は出過ぎた

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◆場所

・きっづ光科学館ふぉとん(奈良県)
・宿泊型児童館 星の子館(兵庫・姫路)
・ホテル夜間飛行(廃墟)
・シャルルペローの白いチャペル(大阪・茨木)