半分こしてちょうどいい



去年、キンギョソウを植えていたところから今年はヒメキンギョソウが生えてきて
メンズLサイズでクロゼットにしまってたTシャツ、衣替えで出したらキッズサイズになってたみたいな
🌷 そんなことってあるんだねえ 🌷

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ジャンプを毎週(夫が)買っているのに3年くらい停めていた『呪術廻戦』、
ようや〜く最新話まで追いついた!
わたしは真人みたいなのに正しく嫌悪するし、東堂みたいなのに結局惚れるよな…
みんな大好き狗巻さん五条さんナナミンはみんな大好きよな〜としか思わない、
ということがよくわかった

続いて追いつこうとしている『ゴールデンカムイ』なら白石が好きで
東堂も白石もいわゆるギャグ位置というか、どうがんばってもカッコイイキャラではないんだけど
(余談だけど、金カムは男の読み物だなあ…と思う、スターウォーズの映画を見てるときと同じ気持ちになる)

(好きになったからにはこっちのことも好きになってほしいー!でなければ好きになる意味ー!
みたいなことが前提の視点?になりますが(2次元なのに))

王道に人気のあるキャラクターの持つ「優しさ」や「ひたむきさ」みたいなものは覆ることがある?
対象が「愛する"相手"」ではなくて「愛する人そのもの」を指すから

時が経つと人の考え方や気持ちはどうしても変わるものでしょう、
その時に、そういう優しさを与えてもらえる矛先が
自分ではなくなっている可能性があるんじゃないかなと思う、
あらゆる人々に甘く通ずる魅力というものはとても危うくて揺らぎやすい

それに比べてユーモアは、相手が誰であろうと
「ユーモアを放つ本人に付随するもの」?だからいいなあと
(いや、わかんない、好きでもない相手を笑わせたいとは思わないのかもしれない)


"結婚相手は経済力より安心感より、ユーモアを持った人がいいです、何よりも"

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私には

"結婚するときは自動車の運転が穏やかな人(ゴールド免許)がいいです、
誰もいない高速で120kmくらい出したり割り込みされたら舌打ちするような人は論外"

という持論がある、

「コンビニ店員への態度が、相手と縁が切れそうなときにこちらに取る態度」

だとはよく言うけれどそれとおんなじ、
愛する人に優しくしてくれるのは当たり前だからね
愛していない、好きとか嫌いとかの対象にならないほど親しくない人にどれだけ振りまけるか、ですよ!


まあ夫は全然、黄色信号でも止まらず進んで行くんですけど

﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏



先日お話しした骨折ですが、おかげさまでほとんど治りました!🦴 ♡* ੈ✩‧₊˚
正座、走る、階段をかろやかに昇降、はまだむずかしいですが
自転車も乗れるようになりましたし、ギプスも外れています(*ฅ́˘ฅ̀*)♡

たくさんの方が、大丈夫ですか?経過はいかがですか?と
心配してくださり…本当にありがとうございました…(ọ̶̶̷̥᷅ωọ̶̶̷̥᷅)੭ु⁾⁾
B.A.B.Yのお客様は、みなさんとても優しくていつも支えられています*

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そして、身体の不調の話?が続くようですが
「脱ステロイド」をはじめました(:ᘌꇤ )


高校生のときに、日焼け止めを塗らず部活に参加してしまい
顔が赤くただれたようになったのが始まりで、
それ以降ずっと、皮膚科に行っても
ちょっと診てステロイド出されて終わり♪
というよくあるやりとりを繰り返していて、
塗っては落ち着き、やめてはぶり返し…を15年ちかく続けていて。
(かなりの乾燥肌/家族にアトピー持ちがいます)

お化粧も、23ぐらいからずっと
何か特別なイベント時以外はすることをしなくなり💄(肌が悪化するので)
メイクやコスメの楽しみや、エステの類の美!自分自身に投資!
みたいなところは、いまでも切り離された夢の世界です、
「マイナスをゼロにもっていくことにいっぱいいっぱい」だから
「ゼロにプラスして楽しい」の状態まで到底辿り着けなくて。

この3年ほどは、皮膚科にも通わず
ひどいときに何日かステロイド塗って〜をただただ繰り返し…🌀

きっかけが日光だったのもあり、日焼け止めは絶対にかかさない…としていたものの
それも最近では、赤ちゃん用や敏感肌用でも沁みて痛くて、
どうしよう( ͒  ́ඉ .̫ ඉ ̀  ͒)といった状態になっていて…!


そんな中、Instagramにてフォローしている方が
少し前(2月頃)からアトピーの脱ステを始めて、
ストーリーに毎日のように経過をアップしていて🤳
少しずつ・でも確実に回復に向かっているのと、
おんなじようにつらい思いをしている人がいるんだ(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ o ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)と勝手に勇気をもらって…!

そして背中を押すように?
お出かけ先のトイレの大きなミラーに、窓から自然光が入ってきていたんだけど
ちょうどライティングの角度が絶妙だったのか、
影の落ち方がもう…皮膚のボコボコ全部が浮き上がってそれはそれはひどかったの!!
スーパーマリオカートのチョコレーとうのコースじゃん!みたいな🏎(˙◁˙)笑
もうずっとこんなだからあんまり鏡を見ることがなかったんだけど、
改めて見たら妖怪もびっくりクマも逃げ出すの状態だった、自分でもぎょっとしたもん、
「ぎょっ」ていう擬音がたしかに頭の上あたりに飛んだぐらい笑

「うん、ちょっとこのままではやばい…」と考え直したのがはじめた動機です(長い)

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とりあえず、これまで試してないことをしないと効果がないと思ったので

・漢方を服薬(粉末ではなく処方してもらったガチの、魔女みたいなやつ)
・小麦、大豆製品、できればお米も控える
・同様に、お菓子、揚げ物、コーヒーなども
・油はバターとココナッツオイルのみ可
・脱保湿/お風呂もできれば控える

をメインに動いています、主にとにかく食べ物だねえ🍴

グルテンフリーの何がいいのかをようやくちゃんと勉強しました(おそい)
これはたしかに効果があった!!痒みがぐんと減ったように感じています、

リーキーガットが起きている、ということは腸内菌をよくしないとなのかなと思い
ヤクルトY1000も少しの期間試したけど(少しだけだからかもしれないけど)、
特に便は安定しなかった
(まあそこは効能に謳われていないしね/寝つきはよくなった)

お菓子が大好きなのでどーーうしてもあきらめきれないけれど…🍪🍦🍿
小麦は取れないから、クッキーやケーキなど「いわゆるお菓子」なものはまず排除されるでしょう、
一般的な油もよくないから、野菜チップスみたいなのもよさそうにみえてダメでしょう、
となるとおせんべいやあんこなどの和菓子になるけど、大豆やお米をばりばり使ってるでしょう、
どうがんばっても活路は見いだせないじゃなーいのー!!っていう_(:D」∠)_

いまのところは、バナナとチーズでなんとかやりすごしています…🍌🧀
(たまに負けちゃうけどね、HAHAHA)


4月中旬から始めて、リバウンドの炎症が多く出ている時に
子どもたちの、年度はじめらしい懇談会や面談などのイベントが多くて
精神的にまいりました🛌🌀
でも、これを気にして欠席するということは
「自分はこういう顔の人を軽蔑している」ということと繋がるので
どんな顔でも堂々としていればいいよ!
他人は人の顔なんてそうそう見ていないよ!
と思ってきちんと参加したけれど( -᷄‧̫̮-᷅ )
(そこまで吹っ切れられるほどまだ受け入れきれてはないけれど)

私はあくまで顔面だけなので(リバウンドしてからは首周りもですが)、
全身に出ている!という方に比べたらかわいらしいものかもしれないです、
開始当初は片足にギプスはめて顔面はひどいことになってて、
どれだけズタボロの人なの!と客観視したときおもしろかったです🤕😂


闘病ブログでもつけようかなと思ったけど、文章量を考えないタチなのと
写真で具体的な経過を載せないと意味がない(そのつもりはない)ので
とりあえずTwitterにてちまちまメモしています、

あと、ネットは本当にいろんな意見や人がいるゆえに
(保湿ひとつでも、してはだめ!したほうがいい!という両極端が全然いたりする)
振り回されたり比べたりして疲弊してしまうので、
参考にする指針をひとつに決めて(できれば信頼できる医師の方)、
他の外の意見は見ないほうがよいように思います、
(私に言われなくてもってかんじですよね😂すみません)

細胞や好みや生活環境がそれぞれ異なるから、
どんな人でも絶対痩せるダイエット法やどんな赤ちゃんでも絶対に泣き止む方法が存在しないように、
自分に合うやり方は、自分の体でトライ&エラーして見極めてゆくしかないんだよね…💭


次回POP UPを開催するときまでにどれぐらい良くなっているのかわからないけれど
おなじように悩んでいるアトピー・乾燥肌さんがいたら、
一緒に悩みを共有したり、何か力になれることがあるといいな˚*♡๑॔⁌̴̶̷ ॣ·̮ ॣ⁌̴̶̷)·˚*

﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏



おやくそくの、読んだ本のビボ〜ロク

SNSをスクロールしていると勝手に流れてくる求人の広告で
「文章を読むことが好きな方」との条件があったけれど
この程度では難しいんだろうなあ、などと転職する気もないのに無駄に苦笑いした

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− 『春のこわいもの』川上未映子

"知らないってのは損なことなんだな。ちゃんとした情報にありつけないっていうのは。負けつづけるっていうかさあ。
狭い世界で取り残されていくっていうか。べつに感染症のことだけじゃなくて、生きていればなんでも。"


"両目とも、二重切開にブラス目頭プラス涙袋形成、鼻はプロテーゼと小鼻縮小、鼻先をクリップでつままれたようになっており、額はヒアルロン酸か脂肪注入でこんもりと盛りあがり、これが噂のコブダイか……とトヨは内心でどきどきした。フィラーの入れすぎで上下ともはちきれんばかりに膨らんだ唇は、まるで小人の尻のようだった。
じろじろ見ては失礼だとわかっていても、それぞれのパーツと、それが合わさったときに奏でるインパクトがすごすぎた。目も鼻も唇もすべてが飛びだす絵本の部品のようで、どこにピントを合わせていいのかわからないというか、逆に全部にピントが合っていてどこを見ていいのか、わからないというか。"



震災の時は音楽家が、感染症には小説家が立ち上がっている気がするよ
小説は、物語は、必ずしもきちんと着地しなければならないものではないということを知った
内容を「不穏」のひとことで片付けられがちだけど、
コロナ後のどこか煮え切らなさみたいのを鮮明に捉えている…気がする

収録作では「ブルー・インク」や「娘について」を好きと挙げる人が多い印象を受けたけれど
わかりやすく見せ場のようなものがあるからかなあ、個人的に「あなたの鼻がもう少し高ければ」が好き
川上未映子さんらしい、文体の刃物っぽさ

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− 『ミルクとコロナ』山崎ナオコーラ / 白岩玄

"しかも、私の場合は、体調や他の家族のおかげで、育児が楽しい。以前、「育児が楽しいと書かれると困る」と言われたことがある。「女性は男性と違って大変なんだ」という文章を待っている人がいる。
それでも、私は自分が思っていることを書くしかない。作家の仕事は、社会の分析よりも、個人の心を正直に書くことの方に重きがあると私は考える。読者には、「こういう人もいるんだな」というところを面白がってもらうしかない。また、私は自分の考えで社会を染めたくない。エッセイは、読み物として楽しんでもらいたいと思って書いている。そして、私はいわゆる「女性間題」で苦しんでいる方を軽視していない。女性の貧困、女性への暴力、女性の社会進出については、私ではない人がきちんと仕事をしてくれている。だから私は書いていないだけだ。また、誤解しないで欲しいのだが、「私は、苦しんでいない」と私は書いているだけで、「女性は、苦しんでいない」とは書いていない。それから、女性らしい生き方をしている人を否定することは絶対にしていない。女性らしい仕事をしている友人もいる。私にはできないというだけだ。「多様な人がいるね」というだけのことだ。"


"私には、たとえ育児エッセイでも、子どもではなく考え方で仕事をしている自負がある。
以前、「自分の子どもの「障害」について書くようになったら文学者として終わりだ」といったお考えの作家の話を聞いたことがあるのだが、私の場合は、それを書くべきだと考えている。むしろ、それが文学ではないのか。それが仕事なのではないか。
個人の出来事を、社会の出来事だと捉え直すことが、仕事だ。私は、自分の日記を公にしていない。そのままの個人の文章は、仕事にならない。育児エッセイとして発表するのは、個人の出来事を綴っていても、社会に関する文章になったときだ。
それが私なりの家族と仕事の間の感覚ということなのかもしれない。個人の出来事が持つ社会性を信じるのだ。"


"愛とはなんだろう? と考える。
その存在が、他の存在よりも抜きんでて素晴らしくなるのを望むことだろうか?
いや、そんなことはないだろう。他の存在に関係なく、その存在を愛おしむことではないだろうか。順位や席の良さや当落で愛が揺らぐことはない。
今の日本社会には、自分自身のために他の存在を押しのけたり、無理やりにでも自分が前に出ようとしたりするのははしたないことだとされているのに、愛する存在のためにそれをするのはむしろかっこいいことだとする視線がある気がする。"



白岩さんの回で、

「我が子(まだしゃべりがつたない乳幼児)が癇癪を起こしたときに
何を嫌に感じていたのかを初めから順を追ってひとつずつ挙げていくと
言葉にならない感情が少しずつ外に吐き出されて段々気持ちが落ち着いてくる、
どれだけパパママ嫌い!とわめかれても「パパは○のことが好きだよ」と繰り返し伝える、
自分がもし同じような状態になったときに、どんな言葉をかけられるのが嬉しいか?を考えた結果
抑制がきかなくなっている自分を、それでも好きだと言ってもらえたらちょっと安心するのでは」

ということを言っていて
ああ…これはものすごくきっと「正解」なんだけど、多分、参考にしてただ実施してもダメなやつ…
白岩さん自身が経験して向き合って何度もいろいろ試して考えた上で出した答えだから有効なやつ…
と思いました、

やっぱり人間関係に近道なんてないよ

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− 『たてがみを捨てたライオンたち』白岩玄

『ミルクと〜』を読んでから、ちゃんと白岩さんの著書を読みたいなと思い本文でも挙げられていたものを。
それはもう、A型が服を着て歩いているみたいな文章だなと!
クセがない、優等生、学級委員長、でも決して声を大にする生徒会長ではない…(とても褒めています)
"家そのものや家具は新しくなくても、あるものをうまく使って気持ちのいい空間を作ろうとしている姿勢が見受けられる。"
という一文がそれらをよく表しているなと感じた(そこ?笑)、

とにかく今作品しかり、夫婦というものは
「自分の考えは間違ってるかもしれないっていう疑いを持てるかどうか」
「ふたりできちんと考えて話し合って出した答えならば、それが一般的には外れた答えだとしてもたしかなしあわせとなる」
ということなんだよなあと思い知らされる、さっきの我が子に対する対応もそうか

そして「異性の体を抱くことでしか回復しない心の疲弊」はたしかにある

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− 『スイッチ 悪意の実験』塩谷験

普段読まないようなジャンルと知らない人の作品が読みたくて、古本屋にて適当に惹かれて選んだ
ミステリーったらどうあがいても犯人を当てられない、
宗教は人を滅ぼしますっていうことはみんなわかってるはずなのになくなることなどない、

読書は、ドライブに連れていってもらう気分と似ているなと思った、
かかる音楽や行き先や時間帯も著者それぞれ、文体は車そのものに近い。
本作はタクシーみたいなよそよそしさと匂いを感じた(私の場合は)、白岩さんは、電気自動車。
私はラシーンやカングーみたいな、乗り心地はよくないけれどそれにしかない魅力がある車体(文体)がラブいのか…

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− 『下ネタの品格』文藝春秋 編

"田丸 - イタリア男性にとっての驚愕と恐怖の違いは何か、ご存じですか?驚愕は、直後の二回戦ができなくなったとき、恐怖は、一回戦ですら思うようにならないときの気持ちなんです。"


"小池 - たくましい質感はいいんだけど「マッチョ」はだめ。観念的に男性性を出そうとするのが見えちゃって、それがわかると、本当につまらない。"


"鹿島 - 人間を駆り立てる原理は三つしかないと考えているんです。一つはめんどくさいことを嫌う。もう一つはやりたいことをやる。第三の原理は、人から褒められたい。この、という承認願望があるから、相手からちやほやされないと不安になったり、焦ったり、要するに脅迫概念にとらわれるわけですね。
西木 - その三つの原理って、ほとんど人間の生存本能に近いからね。
田丸 - ですから、この老人セックスとかも、自分を認めてほしいという気持ちの表れなんですよね。
西木 - だとすれば、六十代のセックスといっても、必ずしも性欲とは直接結びつかない可能性もありますよね。それだけ制圧を感じ、不安を抱えている人が多いということであって、より社会的な意味合いがありそうだ。
鹿島 - 物書きっていうのは、もともとそこから出発してますよね。"


"勝目 - 情報を与えられたら物語は作れるかもしれないけど、原則としてそれでは小説にはならない。事象的なことだけではなく、書き手の身体性みたいなもの、もっと内発的なもので小説は成り立つべきだと僕は思う。"


"村山 - 誤解を気にしはじめると際限がないので、もう書いたものはすべて虚構なんだ、と思うようにしたんです。私が選んで書いた言葉自体、幾つもある言葉の中から選ばれて出てきたもので、意図的に書いたことはもちろん、意図的に書かなかったことがある時点で、それは既に現実と乖離しているわけですよね。それを読む人はさらに自分の経験で翻訳して読んでいくわけだから、また乖離が進むわけでしょう。そう考えると、現実はどうあれ一度書かれた時点ですべて虚構なのだから、つまらないことを考えるのはやめたんです。"